金融危機の裏 その一端 | ☆あみうのニョッキ☆-しばしばオジサンのにょっき-

金融危機の裏 その一端

アメリカ合衆国憲法では中央銀行制度は禁止されている。

にもかかわらずアメリカにはFRB(連邦準備銀行)、連邦準備制度がある。
これは日本で言えば日本銀行のようなものだ。

FRBは貨幣の発行、公定歩合の調整をすることができる。
しかしここで問題があるのだ。FRBは政府の公的機関ではなく私設銀行なのだ。
これはどういうことかというと、ある個人の意思で自由に国の貨幣流通量を調整でき、銀行の金利も任意に設定できるということだ。

アメリカ程の大国の金融が動けばその余波が世界に与える影響は計り知れない。
そのアメリカの金融政策をアメリカ政府が管理していないのだ。
アメリカ国民が選挙で選んだ政府の議員が、国の金利の決定がどのようになされているか知らない。
これは恐ろしいことだ。だからこのようなことが起こらないように合衆国憲法では中央銀行制度を禁止しているのだ。

連邦準備制度を制定したのはウィルソン大統領だが、大統領が率先して合衆国憲法を蹂躙したという事実に注目したい。大統領がこのような自国の憲法を破壊するような真似がなぜできたのか?
それを語るには私には勇気が足りない、覚悟を決める時なのだが...